あの日、海の向こうで

いにしえのスタイルで1日分を1ページに押し込む旅日記。長文・画像大量・容量大。

【高雄】通り雨の哈瑪星・旗津と六合夜市

※店舗・価格等の情報は訪問当時のものですのでご注意下さい。

2025年6月27日(金)

Peachで南下する台湾上空

急に単騎の週末ができたのでいそいそと航空券を検索すると、さすがに出発直前では2泊3日で出かけるにはちょっと辛い価格になっていた。でもそんな中で高雄行きのPeachのミニマム枠(最安値)がまだ空いていた。すぐに飛びつき有休も確保。

そんなわけで始発の京橋から関空快速ではるばるやってきた関空第2ターミナル。

荷物も預けないので、端末でチェックインしたらサクっと出国。ちなみに荷物2個合計でも4kmにもならなかった。

大阪市街の朝のラッシュを避けるために早く家を出たので搭乗まではずいぶん待った。

搭乗。

2タミ運用のピンク(Peach)・オレンジ(チェジュ航空)・グリーン(春秋航空・・・って今は言わないのか。スプリングジャパン)揃い踏み、カラフル。

離陸。

航路はどうせ洋上だからと読書ばかりしていた。そろそろ台湾に近いのではと思う頃、眼下に船舶もちらほら見えてきた。

ピーチ&エアバスキャンディが配られた。当然桃味。甘酸っぱくて美味しい。(前回バンコク便に乗った際はパインアメだった。)

次に顔を上げた時はもう台湾の国土の上空にさしかかっていた。

入国書類をもらう。オンラインでも登録できるらしいがもういろいろな登録ページが煩雑過ぎてできれば一過性の紙媒体でやり過ごしたい・・・。(ただし今年の10月からは完全オンライン化というニュースを見た。)

今まで日本から台湾へ来る時は桃園着ばかりで、台湾にさしかかったと思えば即着陸だった。過去に高雄へ行ったのも高鐵か南(バンコク)からばかり。こんなに台湾の上空を飛んだことはこれまでなかった。

そのことに気づいてからは眼下の風景ばかり眺めていた。モニターはないし、地図が頭に入っていないのでどこを飛んでいるかわからない。あとで地図で確認しようと写真もたくさん撮っておいた。

一度大きく海上に出た時。雨雲の下でもわかる海の碧さに嫉妬した。

この大きな三角州は特定できた。台中市内、大甲渓という大きな川の河口だった。

 

台中国際空港。

台中国際空港を上空から

台北以外の都市は長閑なイメージを勝手に持っていたが、台中も都会だなぁ。

地表のパッチワーク。この時期にあの色はなんだろう?麦畑?

すぐ特定できるかと思ったがなかなか難しかった、台南の体育場。

台南空港の端っこ。

高雄市北部の火力発電所。

あれが目的地の高雄国際機場かな!?(違った。空軍学校だったようだ。)

沖合を大きく旋回、高雄の中心市街地が見える。

でも海との間に低山地が横たわっており、なかなかに市街地から遠い集落が沿岸に点在しているのが見えた。機会があれば行ってみたいものだ・・・。

今度こそ、あそこが目的地の高雄国際機場。

高雄港の南側、小港區上空。わかりやすく港湾地帯かつ工業地帯。

高雄市を飛び出して屏東縣。右側の突堤のような港(東港)は「琉球(小琉球)」という沖の島へ行くフェリーが出ているらしい。いつか行ってみたいものだ・・・自分にはハードルが高そうだが。

改めて高雄方面へ向かう。

素敵な並木道が見える。

墓地には常に目を光らせている。

地表のパッチーワークには水田や畑の他に養殖池も多分に含まれている。虱目魚かな?

そう高くはない高度で旋回。久々に緊張して思わず足を踏ん張ってしまった。

それでもお墓は見逃さない。

高雄市と屏東縣を分ける川のようだ。Googleマップによればその名も高屏渓。

こんな時にまでなんだが、お墓が見られて嬉しい。

空港の手前にはちょっとした小高い山がある。

空港周辺の市街地さは福岡空港並み!

というわけで、無事高雄國際機場に到着。街の規模のわりにはこぢんまりとした空港な印象。でも乗り入れている国際線はなかなか多いはず。

これまで物理SIMばかり使ってきたが、今回の旅から初めてeSIMを使用。Amazonで購入したこちらの会社さん、旅の数日前にLINEを介して設定をしておき、現地でも問題なく即繋がり大変良かったので、今後はこれ一択と決めた。

高雄捷運で向かう高雄車站

ミニ行列のできていた制限区域内の台湾銀行で両替してしまった。外に出たらすいている銀行はなんぼでもあり、損した気分。

高雄の空港へ降り立ったのは2019年3月以来。再訪のヨロコビにうち震えた。それにフライト選択肢の多い台北ならなんとかまだ来られもしようが、高雄の再訪は難しいと思っていただけに感慨ひとしお。

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熱帯らしい湿った午後の空気!(でも帰国した時関空の方がよっぽど暑くよっぽど湿っていたのはショックだった。)

そうそう、こうやって高雄MRTの駅へ向かうんだった。思い出がちゃんと蘇ってくる。

Peachの尾翼が見えた。

捷運の駅へ下りていく。

コンコースは「台湾特有種鳥類撮影展」展示中だった。

久々に取り出した悠遊卡、とりあえずNT$600入れてみたが前回からの残高も結構残っていた、ラッキー。

乗車。車内はガラガラでこんな風に「吊り革可愛いな、サイズが違うな」なんてやっているが、三多商圏・美麗島駅で満員状態になった。

高雄車站到着。

改札を出たらまさかのアニメイトがあった。以前あったっけ?記憶にない。自分の記憶と画像の記録によれば前回はこの辺に高雄捷運のグッズショップがあり買い物もしたのだが・・・。

高雄車站のアニメイト

しかもその隣には新大江戸が存在。多分ゲーセンか何かかな。

他にも日本要素をちらほら目撃しながらオシャレなエスカレーターで階上へ。

「いちばん」。

高尾車站のメインフロアに出た。

ホテルのある建國二路~三路側へ向かう。何かオブジェ製作中。台湾得意分野の半導体のウエハかな!?なんて深読みしてみたが、翌日普通な感じの大時計になっていた。

吹き抜けている。そこだけは雨ざらしになってしまうんだな。

エスカレーターを上がる。

エスカレーターで上がり切ったところに旧高雄車站の裏側が切ない姿を晒していた。前回はこちら側へ来なかったのでこの建物は見ていなかった。

壊されるのではなく保存が図られているのだろう。表側に廻ってみる。

表側、かつての姿を留めていた。・・・と以前見たかのように感じているが、そう思い込んでいただけで実は過去には見たことがなかったようだ。写真が残っていない。ネットやガイドブックで見た情報を自分の記憶と混同してしまっていたようだ。怖い怖い。

洋風近代建築風でありながら乗っかっているのは「和風」の唐破風に瓦屋根という不思議な折衷の様式。Wikipedia先生をはじめ先達の解説によるとこの駅舎は日本統治下の1940年に帝冠式という建築様式で建設されたとの由。ただしその様式は1930年ころから物資の不足する戦中までの短い期間の流行で終わってしまったそうで、現存する帝冠様式建築は国内でもごくわずかのよう。(むしろ台湾に数件現存!)

洋風だけど日本らしい持ち送りデザイン。

市の文化財としてこれからも残されるようで喜ばしい。2021年には曳家も行われたそう。

高雄駅から南にまっすぐ延びる大通りは中山一路。高雄MRTの赤線はこの大通りの下を走っているようだ。

駅前だから新しいビルが林立、などということもなく古い建物が散見されて嬉しい。

站前大廈。シブいなぁ。

快適・交通至便、AIRLINE INN

もう若さも気力もないのでお宿はどこか駅至近で探したところ、AIRLINE INNというお宿がお値段もご機嫌、レビューもご機嫌な感じで見つかった。

旧駅舎前の交差点に出るともう見える。

3時のチェックイン開始とほぼ同時に到着。スタッフさんは丁寧で親切。

エレベーターホール。ホテルの名前に似合うデザイン。

今回はGoogleマップからTrip.comに飛んで予約をしたが、どういうわけか定員1名と明記されたプランより2名ツインの方が安かった。海外のホテルが久々過ぎて、予約してからツインって一人料金で泊まれるんだっけ?などと余計な心配をしてしまった。

一点の曇りもなくピカピカ!というわけにはいかないが十分清潔できれい。

「エアラインイン」らしい壁。

NHKが視聴可能だった。

洗面台の鏡が大きい。というか洗面台が室内にあり広い。しかもこの背後、バスルーム側の壁が全面鏡なので巨大姿見状態。とても便利。

お湯の温度は十分。水圧は十分とはいえないが温度を下げれば許容範囲。

室内の小物はホテルのデザインで統一されていた。

タチビツ(立菱伊)・・・?

使い捨てスリッパを持ってきていたが、ここにはあった!

カーテンを開けたら部屋は高雄車站側だった。そして不穏な空。雨雲レーダーを見たら残念、もうすぐ雨のよう。

窓から右側を見る。雑多な感じが落ち着く。

真下には廟。翌日行ってみた。廟の前には広場もあった。

ホテル1階のロビーは広く、居心地がいい。

お茶とコーヒーは24時間いただけるんだそう。

こういう書棚にだいたいある「地球の歩き方」。

こちらはフロント前のスペース。とにかく全体的にオシャレ。居心地のコスパが良すぎた。

ホテル入り口。車寄せがあるようなホテルではない。

ホテルを出たお向かい。集合住宅の下層部分が商業施設・・・のはずがどうやら廃墟のようだった。この辺市中心部の駅前一等地だというのにちょっと場末感があって良い。

哈瑪星鐡道園區

高雄車站からMRTでお隣美麗島站まで。(広い高雄駅内を歩かずとも美麗島駅までは徒歩圏内だったのは後で知った。)

美麗島站で赤線から橘線に乗り換える時に違和感に気づく。橘線の終点は西子灣站だったはず。延伸した?・・・と思ったら西子灣站は2024年5月に哈瑪星站に改名していた。しかもこの「哈瑪星」、日本語の「濱線」由来らしい。東南アジアでも東アジアでも戦中・戦前の日本の残滓は否定されこそすれ大っぴらに保存される場面にはほとんど出会わないから、台湾では気づくたびに不思議な感情を抱く。

ここから橘線というのは終点まで4駅だしもう混むような区間ではない。そういえば今回美麗島站といえば(というか高雄を代表する風景の一つでもある)で有名な美しい天井のドーム「光之穹頂」を見る機会は一度もなかった。

終点哈瑪星站到着、地上に出る。

哈瑪星站の隣には哈瑪星鉄道園区という広大な公園がある。ここが高雄の鉄道の歴史始まりの地らしい。

ここには2018年に来ている。

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古い駅舎が「旧打狗駅故事館」として保存利用されている。1900年に「打狗(タカオ)駅」として開業し、その後高雄駅が今の高雄車站へ移転しこちらは高雄港駅となり、2008年までは現役の貨物駅だったそう。

駅舎の裏手というか表に回る。駅名標を模した駅の歴史、奥から「打狗 1900」「高雄 1920」「高雄港 1941」。

旧打狗駅。アルファベットもTAKAO RAILWAY MUSEUM。

かつての名残を見る。

広大な公園には、かつて使われていたであろう車両がぽつりぽつりと展示してある。

貨車越しに廟の屋根。

この公園には現役の鉄道、高雄ライトレール(LRT)も通っている。この看板の裏がLRTの哈瑪星站。

ちょうど車両が来た。

距離感は路面電車に近い。

ライトレールは公園の先でほぼ直角にカーブしていった。フットワークが軽い。

新濱老街の廃線跡

哈瑪星站から大通りの臨海二路を渡った辺り、Googleマップには新濱老街と記載がある。「新濱老街」で検索すると中国語のページもヒットするので正しい呼称のようだ。

鼓山一路を海の方へ。古い建物が整然と残る通りというのとはちょっと違うが、老街らしさはある。

住宅前が張り出していてなんとなく騎楼風。

こちらはしっかり騎楼。

通り抜けられなくなっているが。

横路地もいいな。隈なく歩きたいところだが旅人の時間は有限。

駐車場になってしまった空間は通りの裏側を見るチャンス。

黒猫発見!

ずっと鼓山一路を歩くつもりだったが、古そうな建物の並びが見え鼓元街という横道に入った。

角のこのお宅はGoogleマップには「旧明治製菓高雄配給所」と書かれていた。切妻の板壁にはどこか既視感。

その隣は打狗港都文化藝術倉庫。もとは料亭、その後は海運会社の建物だったそう。

この辺りの地区に関する記事を手あたり次第翻訳にかけたら、「高雄市鼓山区は、かつて哈瑪星と呼ばれていました。かつては古い街並みの中に日本式建築が立ち並ぶ集落で、日本統治時代には大変繁栄しました。台湾では珍しい日本式商業集落です。」という記述に出会った。今回わりとノープランで高雄まで来てしまったが、最初にここを選んで良かった。

参考記事

guide.easytravel.com.tw

 

捷興二街。この哈瑪星だけではなく少し北側のエリアにも、このような角の円い近代建築風の建物が多くて楽しい。(その辺りは翌々日歩いた。)

ちょっと逸れてしまったが本来の目的である鼓山一路へ戻る。

そうそう、目指したのはこの檳榔屋さん。

2018年当時、この檳榔屋さんにはオブジェ化した踏切警標があった。が、もうない・・・。廃線脇の鉄の仕切りが辛うじて残るばかり。

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この廃線跡も以前はもっとレールが出ていた。

アスファルトで埋められてしまった・・・。でも、同じところをもう一度訪ねられたということで満足。

この緑地は哈瑪星站まで続く。往時はここまで線路が来ていた。茶色い建物は高雄税関。

濱海一路をフェリー乗り場まで

廃線跡を後にし濱海一路というとても海!な通りに向かう。

立派な造りで長屋状のショップハウス的な建物が多く、往時の賑わいを思わせる。

あの薬局さんには金網看板がある!

台湾で見た金網看板

廟の門があったので入ってみた。

角には教会があり、黒猫が教えを説く。

黒わんこが飼い主さんに駆け寄っていった。

哈瑪星文龍宮。

ガラスケースの中に展示されたような彫刻。

主祭神として朱府千歲という神様が祀られていることくらいしかわからなかった。

廟の隣の細い路地がとても魅力的だったが闖入者になるのはつらいので断念。

大通りに戻ったら京都のおうどんのお店があった。全体的にローカル感があるが、「こんなんでええんだよ之印」だけはローカル離れな感じがする。

前方にバロック風でファサードの美しい建物が見えてきた。

許さん印。

こちらもゲーセンにはなっているが、味わい深い建物だ。

この通りは後でまた戻ってくる。

鼓山から旗津までのフェリー

鼓山輪渡站。ここもまたとてつもなく久しぶり。なんと13年ぶり。過去画像を見返すとだいぶデザインも洗練されている。

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正面から入ろうとしたらバイクの入り口しかない。右端の方へ行ったら行人候船室は新濱町海洋厨房へとの標識があった。

新濱町海洋厨房・・・また日本語みたいな名称だなと思ったら本当にシンハマチョウShinhamachoと書いてある。今年できたばかりの飲食施設だそうでテナントには日本食が目立った。地元の人さえ喜んでくれればいいわけだから、いいのか。

13年ぶりの乗船。旗津と鼓山を結ぶ旗鼓一號。何艘か見かけたがそれぞれ名前が違っていた。どういうわけか日本語名の船もあり、なぜだ。

せっかくなので客室ではなくデッキに出た。船の前面の席はもう埋まっていたので船尾側で後ろ向きに立つ。

あの建物も古そうだ。

オシャレ施設&魚市場の先もオシャレ公園になっていた。

「ながやす2」・・・?台湾の方々が読めないのでは。カーテンが閉まっているので普段の運用ではないようだが。

観光開発の進む海辺の地区。カラフル。

沖の方で何度も稲光。

旗津まではあっという間。

ところであの水色フェリーのデザインはどうも江ノ電に見える。後ろの方に「極楽寺駅」もあるし。

旗津:旗津天后宮

旗津のフェリーターミナル。雨が降ってきた、後で戻ってからちゃんと見よう。

岸壁沿いにテント。お葬式だろうか。

フェリー乗り場からまっすぐ海へ続く大通り、廟前路。

横路地もいい雰囲気。

大きくひらがなの「お」。美味しい檳榔屋さん。もしかして「哦伊細」が「おいしい」か!

島を訪ねる人たちを迎えるかのような位置にある旗津天后宮。廟前路の名称はきっとこの海の女神を祀る廟から来ているのだろう。

福禄寿三星さん。

前回も印象に残った媽祖さんの許願池。

外海の方へ。

旗津:「不一樣赤肉焿」の赤肉焿(羹)

と、その前にこの看板に惹かれる。慌ててググったら赤肉焿の火へんに庚は「羹」と同じらしい。「不一様」は日本語的にも強気でいい店名に思える。

思い切って入店してみると、あると思った書き込み注文用紙がないお店だった。さて困った、発音がわからない。アウアウしているとお店のお母さんが「これでいい?」と別のお客さんのメニューを指差してくれたのでそれに従った。次に麺を二種類から選ばなければならず、麺線を選択。

良かった、このお店の売りのメニューが来た。赤肉羹麺線NT$50。赤肉羹は肉と魚の混合練り物だそうだ。つくね+つみれ。優しい醤油味のとろみのあるスープに野菜もたっぷりで入ってきた。

蝦捲も追加でお願いした。ぷりぷり美味しい。NT$40。

よく見る「おいしい」のお皿と似たデザインの、こちらは「いちばん」のお皿だった。

旗津:夕立の旗津海岸

そのまま大通りを海の方へ。ほんの一部アーケードになっていた。

おみくじマシーン発見。「鳥居良縁祈願」「妖怪開運」、フリーダム。

ばっちり鳥居。日本の・・・だよねぇ?

旗津海水浴場の手前。観光地らしいカート?が並んでいる。

大きな空き地。その向こうに結構立派な市場の建屋があった。今回は雨のため行かず。

旗津の海岸へ出た。雷鳴が響きちょっと怖い。

旗津海水浴場

逆光になってしまったがあの岬はサンゴ礁の岸壁なんかがあるよう。

前回来た時はデカわんこが3頭戯れていたが、今はリゾート感も醸し出している。

雷の鳴り渡る中自撮りを楽しむお嬢さんたち。

また雨脚が強くなってきた。引き返そう。

旗津

脳内で勝手に「はたづ」読みしていて、ここで初めて旗津が「Cijin」だったことに気づく。なまじ文字を共有していることが本来の発音への意識を阻害している感。

大通りから覗く路地にあった伝統的な屋根を残すお宅。中国大陸南部の様式を髣髴とさせる。

旗津:虱目魚粥

さっき通りかかった時に見かけたが満席だった虱目魚粥のお店の席が空いていたので、早くも二食目チャレンジ。

こちらは注文用紙に数量を書き込むタイプで助かった。虱目魚肉粥と虱目魚皮粥があり一寸迷ったが虱目魚肉粥にした。

念願の虱目魚粥!クセのない肉厚に一瞬鶏肉粥かと思ってしまった。セロリと香菜だろうか、振りかけられた野菜が美味しい。

持ち帰りのお客さんもひっきりなし。「阿榮」さんというお店だった。

フェリーと虹

食事を終えて外に出ると雨はまだパラつくものの、雲が切れ明るくなっていた。

先程の旗津天后宮へ戻ってきた。金炉の彫刻が鮮やか。

お向かいの壁が掲示板のようだった。

近くに多層階の廟らしき建物が見える。

路地が細いのでお向かいさんの軒先まで失礼してもなかなか全部は見渡せない。

扁額は一階が萬鳳殿、二階が蔡宗祠、三階がまた萬鳳殿、に見えた。

先程の哦伊細(おいしい)檳榔屋さんはもう店仕舞い済み

哦伊細(おいしい)檳榔

旗津輪渡站。いつ建てられたのかはググってもわからなかった。新しいんだろうか。

旗津輪渡站

先程の岸壁近くの集まりはやっぱりお葬式だったようだ。

対岸の鼓山はすぐそこ。

あれー、あの堤防の先にある赤いものは・・・

祠だと思うんだけどな。いや、単に用具置き場か?残念ながら立ち入りできないところで確かめられない。

フェリー乗り場のはす向かいにある警察署。外観がポップ。

フェリーの列に並んでいるとフィリピン人の旅人に道を訊かれた。

フェリーに乗り込むとさっきのフェリーとはまたデザインが全然違っていた。窓際の席は雨に濡れていて座れず、内側へ座る。

と思ったが下船前に立ち上がり人の邪魔にならない窓のそばへ。反対側は旗津と陸地側との間の細い水道。

高雄市上空はまだ不穏な雲。

だが、明るくなり始めた空に虹が出た。

鼓山輪渡站到着。

かき氷と哈瑪星じゃらんじゃらん

フィリピン人の旅人と挨拶を交わし、再び濱海一路を戻る。真正面に虹。

哈瑪星の虹

心惹かれる細横路地。

観光客の多いこの通りにはかき氷屋さんが多い。

そのうちの一軒「海之氷」さんに入った。こちらも注文票に書き込む方式で助かる。

騎楼の席へ座った。お隣は日式居酒屋さん。

「マンゴーとくだものミルク」と書かれたフルーツかき氷「水果芒果牛奶氷」NT$110。NT$15足すと雪花氷にアップグレードできたのだが、この時はひたすら喉が渇いていたので真・氷がバリバリ食べたかった。

マンゴー・グアバ・パイン・すいか・バナナ・メロン。豪華。

こちらのお店。さっき通りかかった時は満席のようだった。

Googleマップに寄せられたメニュー画像のお値段はちょっと古いかも。

 

夕立はすっかり上がった。

先ほども観察した、ファサードの美しい近代洋風建築の建物。

哈瑪星は灯ともし頃。

文龍宮の可愛い門も光っている。

哈瑪星站へ帰るのに来た時と同じ道ではなんなので、麗雄街という名前の通りを歩いてみることにした。

洋風建築にビルトインされたような廟があった。

元帝宮。まだ新しそうだ。

そう広くはない通り。なんともいえない風情がある。

5階建てまでくらいの中層の建物が多い。辻では曲線が美しかった印象。

都会の植木鉢ガーデン。

この通りをずっと行った先には廟があるようだ。

暗くてピントが合わなかったが、ツバメのような鳥がいた。巣は・・・日本のツバメとはちょっと違うようだ。

高雄の至るところ選挙の看板が多かった。こちらの方はちょっとポップ。

駅に着いたが、突き当りに見える廟まで行ってみる。

高雄猫ちゃん目撃。

こんな風に廟が壁のように聳える光景はいいと思う。

哈瑪星玉勅龍鳳宮というそうだ。

 

よく見ると南海紫雲寺とも書いてある。


すぐ近くに別の廟の入り口があった。高市嘉應壇というようだ。

隣の立派な龍鳳宮が見える。

こんな夕暮れにこんな生活感の路地を外国人が歩き申し訳ないと思う。

ささやかな廟だった。ひと仰ぎしてすぐさま退散する。

哈瑪星站まで戻ってきた。

地面に描かれているのは・・・大蛸?

始発なのでありがたく座る。

部屋で一旦仕切り直すため、高雄車站へ戻ってきた。

アニメイトと高雄駅一番街の並び。

よく見たらいらっしゃいませと書いてある。

テナントの中で、私的に秀逸だと思ったのは宮城壽司さん。ちゃんと三日月の前立て、伊達政宗モチーフだ。なお左下はマレーシア料理のお店だった。

駅を出ると我が宿が発光していた。

実に目立つ!

AIRLINE INN

隣の「旅社」も風情がある。

窓の外。旧高雄駅舎もライトアップ。

六合夜市

高雄に来たからにはやっぱり行っておきたい六合夜市。最後に訪れたのは2018年8月だった。

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高雄站と六合夜市最寄りの美麗島站の間は徒歩圏内。大通りを通るのは味気ないので同愛街という裏通りを通って行く。

なぜかこの数分間ピントがまったく合っていない。

ホテルの部屋から見えた保安宮のある路地。

この同愛街は飲食店や屋台が結構並んでいる。

やっとピント復活。名前はわからない河?水路?を渡る。

徳芳宮。廟がある!と思ったらもうシャッターが閉まっていた。

奥のカインドネスホテル(チェーン)立派。手前は旅行者向けっぽい施設がちらほら。

いい路地ふたつ。

同愛街は大通りにぶつかって終わってしまったので、次の路地を探して大通りの七賢二路を歩く。

なんだこれは、凄いなぁ。大世界ダンスホールというらしい。

この通りには「釣蝦」と書かれた店舗がいくつかあった。文字通りエビ釣りができる娯楽施設らしい。

檳榔の看板ピカピカ。

南台路という路地に曲がる。

耳そうじ屋さんがあるのか・・・。

えっ、パチンコ屋さん!?

神奇パチンコというようだ。

高雄 神奇パチンコ

上は普通に住宅のようだ。下駄履き集合住宅にカタカナの「パチンコ」がシュール。

街角の不思議な一角だった。

そして六合夜市の横っ腹に到着。

屋台の明かり、いいね!

こちらの度小月さん、健在!台南担仔麺のいただけるお店。量も少なめで屋台フードハシゴにはちょうどいいのだ。だが何度通りかかっても満席でありつけなかった。

日薬本舗さん、前回見た時より日本具合が上がっている。

高雄城とは。(Googleマップによるとゲーセンらしいが。)

気になる食べ物の筆頭、「東山鴨頭」。

覗いて見たものの何がなんだかわからない、降参。

さっき旗津で無理して二食食べたのが祟りあまりがっつりいただける胃の調子ではなかった。暑い。喉が渇く。フルーツドリンクスタンドに近づくとさっと出してくれる日本語メニュー。

木瓜牛奶(パパイヤミルク)NT$60が美味しい。

一瞬席の空いた臭豆腐のお店に入り、臭豆腐NT$80をいただく。ニンニクは入れるか、辛みは入れるかと聞かれどちらもYES。

臭豆腐は全然臭くない。なぜ店頭はあんなにも香しくなってしまうのか。通りを眺めていると鼻をつまむ人、顔をしかめる人・・・でもお客さんは絶えない。

六合夜市の臭豆腐

揚げている様子が見える席だった。

臭豆腐で夕飯が終わってしまうのか・・・十分目に達したお腹をさっぱりさせたくて、台湾啤酒の生ビールが飲めるワゴン屋台に寄る。

「佇」というお店。素敵な名前。生ビール(小)NT$70。別腹だった。

もう一度前を通りかかった度小月さん、やっぱり満席。

台湾の夜市といえば素朴なゲーセン。

臭豆腐とビールで膨れたお腹をさすりながら大通りの中山一路を北上する。

塾だらけ、予備校だらけ。

高雄車站までは難なく歩ける。とても美味しかったとはいえ夕飯が臭豆腐で終わるというのは若干不本意ではあったが、もう腹十二分目。シャワーを浴びてすぐ就寝した。

■Flight:MM91 KIX-KHH

■Stay:AIRLINE INN KAOHSIUNG STATION 頭等艙飯店 高雄站前館