2025年2月11日(月)
永登浦伝統市場をぶらり
おはようございます。窓越しにもわかるからっと乾いて凍てついた朝。

本当に凍てついている、マイナス10℃。

日本は祝日だがソウルは平日、火曜日朝7時半。ソウル方面へ向かう車の列。

さて、知ってはいるがどんな感じかなと朝食会場を覗く。前回の東横インソウル仁川富平では朝食が大行列でコーヒーだけで済ましたが、今回は余裕で座れた。

サラダのそばにカクテキ。

ジャジャン麵のソース。麺は見当たらず「アタマだけ」の状態。

その「ジャジャン麵のアタマ」を少しだけ載せたお粥とシッケをちょっとだけいただいた。

東横INNソウル永登浦・・・今回もお世話になりました。車派の我が家は日本でビジホといえばルートインになってしまうが、韓国では必ず東横インを選ぶようになった。不慣れな国でこの安心感は何物にも代えがたい。


永登浦ロータリーの一角。昨夜も見た汝矣島近くのホテル群が見える。

昨夜通りかかった時にはもう真っ暗だった機械・工具のお店の並ぶ通りがどんな感じなのかと行ってみた。アーチには기계(キゲ)공구(コング)상가(サンガ)、「キゲコング」・・・機械工具か!そのまんまだった。(サンガは商店街だそう。)



真っ暗だった昨夜8時頃とは打って変わって店頭を行き来する人が見え、もう機械を動かす音がする。




日本の切削工具メーカーのロゴも見えちょっと嬉しい。



そんな機械工具街の先に「くしいん(串人)」という看板が。なんだろ日本で喩えたら「串んちゅ」みたいな感じだろうか・・・。

隅切りのお店たち。


その機械工具街の先に昨夜も覗いた永登浦伝統市場のアーケードが見えてきた。


昨晩はもう9時前に静まり返っていたが、現在午前9時。もう市場は動き出していた。


かぼちゃなどのお粥が湯気を立てていたが、お店の人がお留守だった。残念。



タチウオをはじめとした魚たち。(ブレた。)

巨大なスンデが積まれている。(ブレた。)

市場猫ちゃん。


両脇だけではなく通路の真ん中も店舗ブースになっているのがよく見るスタイル。



昨晩夕飯をいただいたスンデ通りももう湯気が上がっている。地図によると朝7時くらいから食べられるようだ。

床屋さんもある。


さらに奥まで行くと衣料品街がある。この辺りが一昨年大雨の中辿り着き歩いた通りだった。


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市場が好きだと叫びたい。

地下鉄5号線の永登浦市場駅方面へ向かう路地。アーケードのテントがぼろぼろだ。


駅までの間も古い建物が多い。


だが、ソウル中心部まで地下鉄一本数十分の立地。開発の波とはもう背中合わせ。



トゥッペギ(土鍋)!

こんな素敵な韓屋も風前の灯か。

前回も見えた洋風建築のドーム。今改めて確認すると病院のようだ。

前回も見かけた韓屋の薬局。ご無事で嬉しい。

前回とは違う路地を通って駅へ。

銭湯があるようだ。

駅前はいきなり都会。

地下鉄永登浦市場駅構内。市場をモチーフにしたアート。

変わりゆく永登浦を示唆するようなパネル。

では、地下鉄5号線で移動。

汝矣島漢江公園
地下鉄で漢江の底を潜りソウル市中心部へ・・・とその前に3駅目、漢江のほとりの汝矣ナル(ヨイナル)という駅で下車した。「ナル」とはなんだろうと思っていたが、漢字では「渡口」となっていた。なるほど。
汝矣島(ヨイド)とは漢江の広大な中州で、汝矣ナル駅は汝矣島漢江公園の最寄り駅だというので、漢江や漢江越しのソウルの街を眺めに来た。本当は昨晩は夜景をここで見たいと思っていたが、スキップしてしまったのでまたいつか。
この表示を見て思い出した。ここ汝矣ナル駅は「RUNNER STATION」としてソウル市がエクササイズ施設を整備したところだった。(これもKBSワールドの「韓国の街歩き」で知った。)

漢江沿いでランニングをしたりした人が汗を流せたり、ジムとして使えたりしたと思う。


では地上へ。ゲートも派手だ。


駅を出ればもうすぐ目の前が汝矣島漢江公園。

この辺に住む人々は駅も近いしソウルまですぐだし眺めはいいし、最高ですね。

川辺に降りてみた。

汝矣島の属する麻浦区の名物、カルビやソルロンタンが活気ある市場から生まれたことが書いてある。

麻浦の商人の歴史も。

そして見慣れた肖像画に足が止まる。イザベラ・バード女史に思いがけず漢江の畔で再会するとは。麻浦から漢江を上る旅に出たこと、その後彼女の著書がヨーロッパに韓国(朝鮮)を知らしめることになったことが書いてある。

川沿いには賑やかな人々を形どったパネル。手前は凍結対策の筵のようだ。

広大な漢江の表面に氷が張っている。


あちらは麻浦大橋。


せっかくの乾いた冬晴れだが、Nソウルタワーも霞んで見えるのはやっぱりPM2.5のせいだろうか。

逆光に逆らって、あちらは元暁大橋というらしい。昨日バスで渡ってきた漢江大橋はさらに奥らしかった。


この公園でもあちこちからカササギの大声が響いていた。樹木にも巣をかけ放題。

ランニング・サイクリング用道路。

駅のすぐそばにあったスタンド。そうそう、漢江沿いでは漢江ラーメン(金色の小鍋のまま出てくるインスタントラーメン)というのが人気というのをテレビで見た。開いていたら食べたかったな。

写真では撮れなかったが、駅入り口に大気汚染指数が表示されていた。今日は大丈夫らしい。

駅の改札に向かう途中目についたスタンド。トッポギにも惹かれたが、その隣に並ぶお菓子が気になって購入した。写真の通り、スコーンのような生地に餡などを挟んだものだった。私が買ったのはあんバター。

再び地下鉄5号線に乗車。駅のホームでマ・ドンソクさんがAliExpressの宣伝をしている。

孔徳市場でデジクッパ
汝矣ナルから2駅目、コンドク(孔徳)駅で下車。


目的は孔徳市場。市場エリアらしくさっそく美味しそうなお店がいくつも。



市場ばかり巡っているが、市場好きなので仕方ない。そして日本でも商店街ばかり巡っているのでやっていることは変わらない。




市場脇の建物も一際古めかしい。


干し物・漬物。美味しい飯饌(パンチャン)になりそうな食材の数々。






市場からマンリジェロという大通りに出てくる路地は総じて食事のお店となっている。特にいろいろな種類の小さなチヂミ(ジョンっていうんですかね?)を店頭に並べているお店が向かい合っている路地がある。ただジョンのお店は食べるスペースが見当たらなかったのでテイクアウト専門かもしれない。


マンリジェロ(漢字は萬里峙路らしい)に出た。マンリジェロ沿いも飲食店が並ぶ。市場の方へ抜けられる細い路地もいくつかある。お母さんの笑顔の看板のお店はハルモニピンデトッという有名なお店らしい。

さっきのジョン路地の隣、ソン・ソック氏のビールのポスターが見える路地に入ってみたがピンと来るお店に出会えず。

コン・ユ氏のポスターの路地に入る。

うなぎ・・・!!

その「うなぎ」の赤提灯のお店の向かいが、今回見つかったらいいなと思っていたお店だった。動機が毎度ワンパターンだが、KBSワールドの「韓国の街歩き」でイ・マンギさんが訪れていたチョッパル(豚足)のお店だった。韓国の番組は店名を出さないからわからないと思っていたが、孔徳市場にはチョッパルのお店が並ぶ路地があると聞いていたので行ってみればわかるかなと思っていた。(わかった。)

ただ、しばしお店の前で悩んでしまう。チョッパルは食べたいがどうもどのお店も大量に出てくるらしい。チョッパルを注文するとスンデクッパやおかずがついてくるそうだが、そのチョッパルがどの写真を見ても山盛りてんこ盛りで、午後には出国するというのに持ち帰るわけにもいかない。チョッパルが売りのお店で違うメニューを頼むのも気が引ける。でもせっかく見つかったのだからこのお店で朝食にしたい。
ということで入店。遠くのテーブルで若いカップルが朝からお酒を飲みながらつまんでいるチョッパルがまさに大皿にてんこ盛りで、やっぱり無理だった。一人分があるか聞けるとか一人分だけ下さいとか交渉できる語学力とコミュ力があるなら悩まないし、だいたい日本でもメニューにないものを尋ねられない(臆病)。

メニューは日本語も併記でありがたい。冷麺などもあるがこのお店で頼むのは違う気がする。スンデクッは昨日いただいたので、咄嗟にその隣のデジクッパ10,000ウォンを頼んでしまい、「デジクッパなら釜山で食べられるやろがい!」と内心頭を抱えた。

並び始める副菜。

だが釜山のデジクッパとはだいぶ内容が違った。エゴマと唐辛子たっぷりのビジュアルに、内臓類もいっぱい入っていて(美味しい)、何より別皿でスンデもレバーもチョッパルらしき肉片もたくさん出てきて(美味しい)、もはやセルフスンデクッパの様相(美味しい)。



それにしても韓国の皆さんは本当にこれを一人で食べ切れるのか・・・? キツいお腹をさすりながら顔を上げると、チョウムチョロム(ソジュ)のポスターにキム・ジウォンちゃんがいた。やだ天使・・・。

これから開店だったんだろうか?テーブルにおかずや味噌が並び始めた。乾かないのかな。それともこれからガンガンお客さんが来るんだろうか。

韓国には一人でしか来ない自分はどうすればチョッパルにありつけるのだろう。最大限に空腹にして挑み、残りは持ち帰るしかないか。
お会計をし、娘さんに謝辞を伝えお店を出る。お店を挟んだ反対側の路地で分厚く着込んだお母さんがお客さんを待っていた。苦労して続けてきたお店なのでお客さんが来ないか心配らしい。娘さんは番組で、お母さんには認知症の症状が出てきていると悲しそうに話していた。どうかいつまでもお元気で。

北村韓屋村をちょっとだけ(北村六景)
再び地下鉄5号線で鍾路5街駅下車、オレンジの地下鉄3号線に乗り換えた。
チョンノサムガの「ム」だけ貼り替えられているのは、きっと以前は「サンガ」だったのをハングルに寄せたのだと予想。

一駅乗って、アングク(安国)駅下車。
降りるなり国家主張の洗礼を浴びる。

日本でいえば重伝建のような北村地区の最寄り駅とあらば、やはり駅のデザインも一風違う。

光復(独立)までの歴史パネルのようだ。

地上に出てびっくり。安国駅を出たところには憲法裁判所があり、昨今のユン・ソニョル大統領の件で大変物々しいことになっていた。プクチョン(北村)路が延々と警察車両で目隠しされている。警察車両は隙間なく縦列に並べられてバリケードのようになっていた。警官も大勢動員されていて、彼らのためにお手洗い車両も配置されている。
時々主義主張を掲げたり声を出したりする人がいると警官に取り囲まれていたが、厳しく追い払われるということはなく、優しく宥められている感じだった。

憲法裁判所を離れ3~4分ほど北村路の坂道を上がったところで横路地に逸れた。振り返っても警察車両はこんな感じでまだ続いている。堂々と撮っているような人はいないが撮影が禁止されているわけではなく、動画配信をしている人もいた。

地図を開くと行きたいのはこの路地ではなかったことに気づき、もう少し坂を上がる。

北村路11ギルで左折。ここが北村観光のメイン通り・・・だと思っている、多分。自分にはもう時間がないので、王道しか歩けない。

ここから。
横路地。右に左に注意書きの掲示。

オーバーツーリズムに困った北村韓屋村、今は立ち入り時間が10:00~17:00のみと制限されているそうだ。日中も辻々に専用のベストを着た警備員のお父さんお母さんたちが立っている。(日本も問題になってきているが・・・目立った対策は今のところ見えない。)

韓屋を眺めつつ坂を上がる。


ここにも注意書き。





ここが見どころの一つ、「北村六景」らしい。

雷紋のような模様が至るところに。



郵便屋さんのバイクが坂を登っていった。


柱に何か漢字が。秋葉?兼?光・・・すみません、読めません。

そして北村六景を登りきり振り返ると遠くにNソウルタワーが見えた。

韓屋の瓦屋根の向こうにソウルの都市の姿。逆光なのと観光客がたくさんいて再現できないが、北村韓屋村で検索するとだいたい出てくるのがこの構図だと思う。


さて、北村六景からさらにちょっとだけ坂を登ると右手に「北村 最高 展望台」と書かれた建物が現れる。

検索すると名称はいろいろ出てくるがコネストさんの記事によれば東洋茶文化館 (旧 北村東洋文化博物館)らしい。
参考記事
6,000ウォンを払うとドリンクのチケットを渡される。先に進むと庭をぐるっと巡れた。



ちなみにこれがチケット。
なおこの下にグリーンのマットが敷かれているが、ここから文化館の本体に入ることもできた。

縁側は庭を見てお茶をいただくような雰囲気。

庭を一段上がると景色が開けた。あの山はなんていうんだろう。地図からみるにプガクサン(北岳山)だろうか?

文化館の本体に2階から入ったら眺望が開けた。ここが展望台のようだ。

この方角をズームすると見覚えのある屋根。景福宮と国立民俗博物館だった。


チケットは下の階のカフェカウンターのメニューを見て、1,000ウォンを追加してアイスオミジャチャ(五味子茶)と交換した。酸味がさっぱりして美味しい。この日は気温がぐんぐん上がって確か3℃かもしかしたら5℃くらいになっていたと思う。

お邪魔しました。

こんな掲示が出ているのでわかりやすい。

なんとか間に合ったA'REX
この時12:35。13:30ソウル駅発のA'REXを予約していた。乗る列車は変えられるが、直通列車はそう本数が多くないので次のだと空港着の時間にだいぶ差ができる・・・。
文化館のすぐ下の交差点からいかにも景色が開けていそうな路地が見えたが、またいつか!(三清洞というエリアの方角らしい。)

土地鑑もないソウル初心者なのに無理したものだと思う。北村の坂道を大急ぎで下る。ひたすら下る。観光客を避けるようにさっきの通りとは違う路地を下る。

ちょっと写真も撮る。



汗をかきながら北村路を安国駅まで下る。



安国駅からまた鍾路3街駅へ戻り、ここで地下鉄1号線と4号線という2択を突きつけられた。1号線の方が列車間隔が開くが乗り換えはわかりやすい。4号線は乗ったことがなく乗り換えがすぐには見つけられず、冷や汗をかきながら1号線。
ソウル駅へ着けば昨日下見したしわかるだろうと思ったら、導線は地下だったので予習は全然役に立たず、ただただ案内に従って急いだ。

途中間違えて改札を出てしまったりしたが幸いまた戻れた。ちゃんと記録も記憶もしていないが、予約のQRコードをタッチする以外にT-Moneyカードをタッチした局面もあったと思う。(地下鉄を出ただけかもしれないが・・・。)とにかく慌てていた。
でも案内に忠実に従えば、EXPRESSと書いてあるこのオレンジの改札に辿り着く。ちなみに発車の3分前までに通過しないといけないと書いてあった。

オレンジの改札からもまだ長いエスカレーターが2段あり、荷物を持っている人は大変だったと思う。
間に合った・・・。今回の教訓。ソウル市中心部にいてもソウル駅に向かうなら1時間前には最初の乗り物に乗っていること、Googleの教えてくれる時間はせいぜいが目的地の駅のホームまでの認識で。そして弾丸旅行ならできれば仁川ではなくなんとか金浦空港で来よう。(各停の地下鉄しかないが本数が多いから1本遅れたくらいでそうダメージはない。)

駅ナカの移動は遠かったがA'REXの予約サイトは非常にわかりやすかった。

直通列車の運行間隔。40分遅くなるのはちょっと痛い。これがダメなら一般列車(各停)に乗ればいいかもしれないがそっちは遅い。

QRチケット。目的地に着いて改札を出る時にもかざす。

この列車の特筆すべき点は座席が車両の半分からそれぞれ逆方向を向いていること。なので進行方向に座りたい人はそちらを選ばなければならない。

第一ターミナルまで43分の乗車時間。


さらば漢江。

シートポケットに入っていた乗換案内。参考にしよう。

永宗大橋(海)を渡る。

仁川国際空港第一ターミナル、無事到着。



旅のおわり
出発フロアへ。



少し前から仁川の出国いろいろがとても時間がかかって大変という話を聞いており、16:00のフライトに対し空港到着14:13で1時間半では心許ないと思っていた。幸い自分は荷物は預けないのでキオスクで搭乗券を出しすぐに保安検査へ行けるが、確かに保安検査は混んでいて周囲から焦りの声を聞いたりもした。


写真は撮りそびれたがこのお店で買ったよもぎのホットックは美味しかった。

フルーツジュースのスタンドだが、「Jamba Juice」でバニララテを購入。甘い。

帰りの翼、来た。

搭乗。

往路のような大きい機体ではなく3列3列。モニターはなくスマホスタンドがあり、機内Wifiで動画などを楽しめるとのことだった。




こんな日の高い時間に帰るのももったいないが仕方ない、明日は平日だ。




特に見たい動画もないのでマップを流していた。

軽機内食。

チキン炒めごはんにコチュジャンもりもり。

帰りはこの辺から海上に出た。(拡大もできる。)

ただいま日本、和歌山のあたり。

■Flight:OZ118 ICN-KIX